キューバ 亡命選手の代表入り検討 同国コミッショナー認めた

[ 2016年3月27日 06:30 ]

ドジャースのプイグ

 キューバが亡命選手の代表チーム入りを認める可能性が出てきたとFOXスポーツが26日付で報じた。同国のヘリベルト・スアレス・コミッショナーが「検討されている」と認めた。来年3月のWBCで覇権奪回を目指す侍ジャパンの前に最強のライバルが立ちはだかるかもしれない。

 キューバは米国との国交を回復させたばかり。両国間で選手の移籍に関するルールづくりが急がれており、同コミッショナーによると、亡命選手の代表復帰には新ルール合意が前提となるという。新ルールは今季限りで更新時期を迎える大リーグ機構と大リーグ選手会の労使協定に合わせ、今オフにも合意する見通し。FOXスポーツは「キューバ政府がWBCでの亡命選手の代表復帰を望めば、大リーグ機構と選手会が止めることはしないだろう」とした。

 キューバは過去3回のWBCは国内リーグと日本球界所属の選手で構成したが最高成績は06年第1回大会の準優勝。昨季は27人のキューバ出身亡命選手が大リーグでプレーした。フェルナンデス(マーリンズ)、チャプマン(ヤンキース)、アブレイユ(ホワイトソックス)、プイグ(ドジャース)、セスペデス(メッツ)らトップクラスの選手も多く、一斉復帰となれば優勝候補の本命となりそうだ。

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2016年3月27日のニュース