“甲子園の名物解説者”鍛治舎監督率いる秀岳館が初の初戦突破!

[ 2016年3月23日 17:01 ]

<秀岳館・花咲徳栄>秀岳館先発の堀江

第88回選抜高校野球大会1回戦 秀岳館6―5花咲徳栄

(3月23日 甲子園)
 第88回選抜高校野球大会第4日は23日、甲子園球場で1回戦3試合が行われ、第3試合は、13年ぶり2回目出場の秀岳館(熊本)と3年ぶり4回目出場の花咲徳栄(埼玉)が対戦。松下電器(現パナソニック)元監督で、NHKの甲子園解説者としても知られる鍛治舎巧監督(64)率いる昨秋の九州大会覇者・秀岳館が6―5で花咲徳栄に競り勝ち、初の2回戦進出を決めた。

 秀岳館は1点を先制された直後の3回、1死から松尾、原田の連打などで1死満塁としてから4番・九鬼の左中間への二塁打で2点を入れ、一気に逆転。さらに天本の左犠飛、広部の左中間二塁打などで3点を加え、この回一挙5得点を入れて4点リードを奪った。4点リードを保ったまま迎えた8回、それまでの2イニングを5奪三振に抑えていた2番手・田浦が打ち込まれて1点差に迫られたが、3番手のエース有村が後続をピシャリと抑えて最後は逃げ切った。

 花咲徳栄は3回、高橋哉の右前打と犠打で2死二塁としてから4番・西川の右前打で先制。だが、プロ注目の左腕エース高橋昂が直後に5安打を集中されて5点を失うなど、リズムをつかめずに6回10安打6失点で降板。4点を追う8回、四球と二塁打で築いた無死二、三塁から岡崎の二塁ゴロの間にまず1点を返し、さらに4番・西川の左中間二塁打と5番・楠本の右翼線二塁打で1点ずつを入れてこの回計3点を挙げ、5―6と1点差に迫ったが、追いつくことはできなかった。

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