「闇スロット」「賭けゴルフ」…巨人、選手の賭け実態次々明らか

[ 2016年3月22日 22:55 ]

記者会見で頭を下げるプロ野球巨人の久保博球団社長(左)と森田清司総務本部長=22日夜、東京都内のホテル

 チーム内の賭け事の実態が再び明らかに。プロ野球巨人は22日、東京都内で記者会見し、野球賭博に関与した高木京介投手の契約解除を発表した。その場で言及されたのは、選手の「闇スロット」への出入りや賭博常習者との賭けゴルフなどの事実だった。久保博球団社長は「開幕直前にファンの期待と信頼を大きく損なうことになりました。誠に申し訳ありませんでした」と頭を下げた。

 高木投手の賭博への関与が発覚後、選手や球団職員らをあらためて調査。その中で同投手と別の選手1人が違法なスロットマシンを置く「闇スロット」に出入りしたことがあると申告し、球団は厳重注意した。森田清司総務本部長は「警察に相談しようと思っている」と話した。

 また、野球賭博関与で無期失格となった笠原将生元選手の賭博相手とされる飲食店経営者と2014年ごろに賭けゴルフをしたと3人が認めた。森田本部長は「1回だけで賭博常習者とは知らなかった」と説明したが、8人が賭博相手の飲食店に行ったことがあって面識があり、5人は店以外で会ったことがあると申告した。芋づる式に明るみに出る事案はどれも深刻だ。

 そのほか調査に対し、14人が賭けマージャン、42人が賭けゴルフ、23人が賭けトランプの経験があると答えた。

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2016年3月22日のニュース