木更津総合エース早川 投打に奮闘、無死満塁しのぎ「ギア上げた」

[ 2016年3月22日 17:14 ]

<札幌第一・木更津総合>6回2死二、三塁、木更津総合・早川が中前2点適時打を放つ
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第88回選抜高校野球大会1回戦 木更津総合5―2札幌第一

(3月22日 甲子園)
 序盤の好機を生かせないもどかしい展開も、中盤以降は木更津総合の投打がかみ合い2年連続初戦突破を果たした。

 五島監督は「ひとつ勝つのはどれほど難しいか、ホッとしています」と安どの表情。好機を逃したことについては「迫力が足りなかった、硬かった」と初戦の難しさを実感した様子だった。

 ようやく5回に迎えた1死二、三塁から小池の左犠飛で先制して完全に流れをつかんだ。五島監督は「何とかしてくれると思い、すべて彼(小池)に任せた。いい打撃してくれた」と称賛、さらに6回にはエース左腕の早川が貴重な追加点となる2点適時打を放った。「もともと打撃のいい投手、9番だけど6番に置いてもいいバッター」と信頼を寄せた。

 投げてはその早川が2失点完投勝ち。早川は「完封できなくて悔しい」と話したが、3回には無死満塁のピンチにも3者連続三振で切り抜け「ピンチではギアを上げた。変化球を織り交ぜながら投げられた。スライダーが生きていた」と振り返った。最終回に乱れたことに五島監督は「最後の2点は、いい投手になる課題ということで受け取っています」と話した。

 2回戦は土佐(高知)―大阪桐蔭の勝者との対戦だが、早川は「100球以上投げても疲れていない。持ち味の打たせて取る投球で勝てれば」と、強豪との対決に目を向けていた。

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