オルティス “バットフリップ”批判に物申す「ヤツらは感触知らない」

[ 2016年3月21日 16:06 ]

レッドソックスのデービッド・オルティス (AP)

 レッドソックスの主砲デービッド・オルティス(40)が“バットフリップ”に対する批判について口を開いた。

 “バットフリップ”とは打者がホームランを放った際、バットを高々と放り投げる行為のことで、以前から批判の声が上がっていた。ここ最近、この打者の無遠慮とも取れる振る舞いに注目が集まっているが、それは元メジャー投手で、ダイエー(現ソフトバンク)でも活躍したリッチ・ゴセージ氏やカージナルスのアダム・ウェインライト投手らがメディアを通して矛先を向けたため。

 これに反論したのが、メジャー歴代27位となる通算503本塁打を記録し、今季限りでの現役引退を表明しているオルティス。地元紙ボストン・グローブ(電子版)が20日に掲載したインタビュー記事の中で、「批判するヤツは投手か野球をしたことがない人間ばかり。150キロ以上のストレートをスタンドに叩き込む感触なんてヤツらには分からないだろう」とコメント。さらに「そういう感触を知らない奴は黙っていて欲しいね」と強烈なメッセージを続けた。

 一方で「投手がバットフリップを快く思わないことも理解できる」と広い視野を持つオルティスだが、「ホームランを打たれた後のことをどうこう言うなよ」と再び打者目線。「俺を三振や凡打に切って取った投手がマウンド上で何をしても気にしない。そいつを批判もしないさ。次の打席へのモチベーションにすればいいだけの話。投手も一緒だよ。バットフリップを見せられたら、次の対戦で抑えてやろうと思えばいいのさ」と最後は持論を展開していた。

続きを表示

2016年3月21日のニュース