清原被告「早く出たい」 最短17日にも保釈 身元引受人は親族?

[ 2016年3月16日 05:35 ]

17日にも保釈される清原容疑者

 覚せい剤取締法違反(使用)の罪で、元プロ野球選手の清原和博容疑者(48)=所持の罪で起訴=が15日、東京地検に追起訴された。本人の強い意向を受け、弁護人は16日にも保釈を申請する方針。保釈が認められれば、最短で17日に、2月2日の逮捕から44日ぶりに姿を見せることになる。

 捜査関係者によると、清原被告が「早く(留置所から)出してほしい」と希望していることを受け、弁護人は保釈申請する方針を固めた。申請翌日、もしくは2日後に保釈されることが多く、早ければ17日に公の場に出てくる。

 注目されるのは保釈後、清原被告を監督、サポートする身元引受人が誰になるかだ。高校野球の甲子園に春夏計6回出場した日本航空高(山梨県甲斐市)などを運営する学校法人「日本航空学園」の梅沢重雄理事長や、薬物依存者のリハビリ施設「館山ダルク」の十枝晃太郎代表らが名乗りを上げていたが、この日までに誰も清原被告側から依頼を受けていない。こうしたことから、親族が身元引受人になるとみられる。

 清原被告は離婚している。母親は認知症の施設にいて、父親も病気を抱えている。実弟とは絶縁状態になっており、親族の元に身を寄せるのは難しい。逮捕前に住み、現行犯逮捕の現場にもなった東京都港区にあるマンスリーマンションは現在も解約していないもようだが、保釈後は薬物依存症の治療や周囲の環境を考慮して、医療施設に入院するとみられる。

 またこの日、清原被告が警視庁の調べに「嫌なことを忘れるために使った」との趣旨の供述をしていることも分かった。

 起訴状によると、今年2月1日ごろ、東京都港区にあるホテルの客室で覚せい剤を使用したとしている。清原被告は所持容疑で警視庁に2月2日に現行犯逮捕された後、同23日に使用容疑で再逮捕された。初公判は5月17日に開かれる。

 また、清原被告に昨年秋にも覚せい剤を売っていたとして、警視庁が覚せい剤取締法違反(営利目的譲渡)の疑いで、密売人とみられる無職小林和之容疑者(45)=譲渡の罪で起訴=を再逮捕していたことも判明。小林被告の初公判は4月21日。

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