由伸監督「申し訳ない」不祥事続発に神妙、オーナーは危機感示す

[ 2016年3月14日 19:21 ]

セ・リーグのファンミーティングに参加した巨人・高橋監督

 また不祥事が発覚した。14日、プロ野球巨人は選手間で自チームの勝敗に関して現金のやりとりが行われていたことを公表した。開幕前の球界全体の盛り上がりに再び水を差す事態となり、高橋由伸新監督は「うちのチームから暗いニュースばかり出てしまっていて、申し訳ないという言葉しかない」と神妙な表情で話した。

 森田清司総務本部長は野球賭博問題とは一線を画し「これは験かつぎ。賭け行為ではない」との弁明を繰り返した。賭け事ではなくても、試合結果で金銭がチーム内で動く。違和感を覚える選手がいてもおかしくないが、2012年から野球賭博問題が発覚した昨季まで続いていた。

 球団の体質が問題視されている。東京・大手町の読売新聞本社では野球賭博問題を受けて、再発防止のために新設された「紀律委員会」が開かれた。出席した老川祥一新オーナーは「ちょっとした遊びにお金を賭けることが段々高じてきて、重大な取り返しがつかない事件につながってきている」と危機感を口にした。

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2016年3月14日のニュース