兄は虎戦士 日本新薬・榎田がMVP 登板2試合いずれも完封

[ 2016年3月14日 05:30 ]

MVPに輝いた日本新薬・榎田

東京スポニチ大会決勝 日本新薬3―1新日鉄住金かずさマジック

(3月13日 神宮)
 今大会の登板2試合をいずれも2完封した日本新薬のエース・榎田が最高殊勲選手賞に選出された。

 「まさか優勝できるとは」と感激の面持ちを浮かべた。阪神の榎田大樹投手を兄に持つ左腕。抜群の制球力で、この日の準決勝はJR東日本東北を4安打、109球で抑えた。今年、チームには4人の有力新人投手が加入。「僕が1試合投げれば、次は新人が頑張ってくれると思える。投手陣の力も上がってきた」。主戦は今後の大会へも自信を深めていた。

 ≪表彰選手≫

 ◇最高殊勲選手賞

 榎田宏樹(日本新薬)2試合に登板。いずれも完封して優勝に貢献。

 ◇敢闘賞

 玉井大翔(新日鉄住金かずさマジック)2試合、計11回2/3を自責点0。

 ◇首位打者賞

 米田真幸(新日鉄住金かずさマジック)13打数6安打で打率・462。

 ◇打撃賞 該当者なし

 ◇新人賞

 西川大地(日本新薬)決勝戦で1失点完投勝利。

 中稔真(同)4番で活躍。決勝戦では先制打。

 ◇監督賞

 岩橋良知(日本新薬)13年11月から指揮を執り、チームを初のスポニチ大会優勝に導いた。

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