ムネリン 乗ってきた初マルチ 指揮官「とても好きなタイプだ」

[ 2016年3月14日 05:30 ]

カブスの川崎(AP)

オープン戦 カブス9―2ホワイトソックス

(3月12日 メサ)
 カブスとマイナー契約を結び、招待選手としてメジャーキャンプに参加している川崎が乗ってきた。12日(日本時間13日)はホワイトソックス戦に「9番・二塁」で出場し、4打数2安打2打点の猛アピール。4試合連続安打で、2試合連続適時打と快音を並べた。

 5回1死二、三塁の第3打席。初球の外角球を捉え左翼線を抜き2点二塁打とした。「たまたまヒットになっただけ。スイングの形がいい。またこれが何でいいのか分からない。あと1カ月したら忘れていると思う」。冗談めかしたが、続く7回も中前打で続き、今季初のマルチ安打。結果的に凡退した1、2打席目もいい当たりで「(感覚的には)4本いけたね」と口調も滑らかだった。

 チームからは内野のユーティリティー選手として期待され、初めて二塁を守った。遊撃と一塁でも試されており「エネルギーに満ちあふれ、見ていて頼もしい選手。とても好きなタイプだ」とジョー・マドン監督。最初の4試合は無安打だったが、これで打率・385へ浮上。マリナーズ時代の12年以来自身2度目となるマイナー契約からの開幕メジャーへ、欲しかった結果が付いてきた。 (石井孝尚通信員)

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