元ダイエーのゴセージ氏 メジャー球界に“喝”「バットを放るな」

[ 2016年3月11日 10:57 ]

リッチ・ゴセージ氏 (AP)

 メジャー22年間で通算310セーブをマークし、1990年にはダイエー(現ソフトバンク)で日本のマウンドにも上がったリッチ・ゴセージ氏(64)が10日、米国のスポーツ専門局ESPNの取材に応じ、「恥ずべきことだ」とブルージェイズのホセ・バティスタ外野手(35)を批判した。

 2008年には米国野球殿堂入りも果たしているゴセージ氏。バティスタへ矛先を向ける発端となったのは、昨年のプレーオフ地区シリーズで同選手が勝ち越しの3ランを放った後に見せた「バットフリップ」だった。会心のスイング後に、バットを高々と放り投げたその姿に、かつての名ストッパーは我慢ならなかったようだ。

 ドミニカ共和国出身のバティスタにゴセージ氏は「彼はラテンアメリカ出身の選手に恥をかかせた。あんなふうにバットを投げるなんてバカげている」と厳しい口調で糾弾。「メッツのセスペデスだって同様さ」とその怒りは他の選手にも飛び火した。

 さらに口撃は止まらず、「ハーバード大の学生がファンタジーベースボール(ネット上のシュミレーションゲーム)をやっているようだ」と極端にデータを重視する現代の野球を揶揄し、「ルールの変更で、走者は二塁に(併殺崩しの)スライディングも、捕手にぶつかることもできない」と迫力に欠ける試合内容に不満げだった。

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2016年3月11日のニュース