天候そのまま…オリ佐藤峻&山崎福“共倒れ” 酒井コーチ「寒いね」

[ 2016年3月11日 05:30 ]

<楽・オ>3回無死、嶋にソロを浴びる先発・佐藤峻

オープン戦 オリックス4-3楽天

(3月10日 静岡)
 最高気温9度の寒い天候に合わせるように、マウンド上でも寒い投球となった。オリックスの先発6番目を狙う佐藤峻と山崎福の共倒れに、酒井投手コーチも開口一番、「2人とも寒いね」と苦笑いするしかなかった。

 先発した佐藤峻は3回に嶋にソロ弾を浴びるなど4回2失点。先頭打者を3度も出すなど安定せず「甘いボールが多かった。力みから球が浮いてしまった」とうなだれた。2番手の山崎福も5回1失点ながら「打者を意識しすぎた。もっと大胆に腕を振ってもよかった」と反省。福良監督も「もう少し、打者に向かっていかないと。そういうところを見たかった」とガックリだ。

 開幕ローテーションの5人目は、ドラフト2位の近藤大(パナソニック)がつかんだが、6番手がまさかの「白紙」状態に。日程上、先発6番手が必要になるのは4月7日の楽天戦(ほっともっと神戸)が濃厚で、3月最終週まで選考を待つことも可能。2投手以外に近藤一、松葉も候補にいるが、酒井コーチは「ファームから若いのが出てくるかもしれない」と、選考の枠を広げることも示唆。ダークホース出現の可能性もありそうだ。
 (鶴崎 唯史)

続きを表示

2016年3月11日のニュース