雄平 東北に届け1号 前日にテレビで特集見て特別な思い胸に

[ 2016年3月11日 05:30 ]

<広・ヤ>4回、右越えソロの雄平はハイタッチ

オープン戦 ヤクルト6-1広島

(3月10日 マツダ)
 ヤクルト・雄平がオープン戦初アーチを含む2安打2打点の活躍。4回に横山から右越え弾を放ち、7回2死一、三塁も岡田から右前適時打。新人両右腕にプロの洗礼を浴びせ「(本塁打は)バットの先だったけど結果が出て良かった。1本出ると良いなと思う。継続したい」と振り返った。

 「脱力」がテーマだ。昨年は打率・270、8本塁打。14年の打率・316、23本塁打から数字を落とした一因は、力みすぎだった。手首の返りが早くなり、内野ゴロになる悪循環。宮出打撃コーチの助言で打席に立ってから力を抜くことを意識した。この日の一発は真ん中低めのカットボールをすくい上げた技ありの一撃だった。

 東日本大震災から5年の節目を控えた9日、広島市内の宿舎のテレビで震災の特集を見た。神奈川県出身だが、宮城・東北高で3年間を過ごした雄平には特別な思いがある。「もう5年…早いですね。まだまだ震災から復興していない。野球で頑張るのもそうだけど、イベントに参加したり募金だったり継続してやりたい」と誓いを新たにした。 (平尾 類)

 ▼ヤクルト・小川(先発で5回5安打1失点)悪いなりに抑えられたかなと思う。体、技とバランス良く成長して開幕を迎えたい。

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2016年3月11日のニュース