選抜V候補・東邦を1人で鼓舞するJKトランペッター

[ 2016年3月11日 05:30 ]

トランペットを手にポーズを決める東邦高校マネージャーの梶浦郁乃さん

 “トランペット女子”として注目を集めそうなのが3年生マネジャーの梶浦郁乃(あやの)さんだ。昨15年秋の公式戦で応援席から一人、トランペットを吹く姿は凛々しく美しかった。

 東邦の吹奏楽部は今年元日、全米最大規模のニューイヤーイベント「ローズパレード」(米カリフォルニア州パサデナ)に参加するなどの名門で、夏の県大会や甲子園出場時しか応援できない。そこで小中学時代にブラスバンド部に所属していたこともあり、森田泰弘監督から打診を受けた。

 吹奏楽部から借りた楽譜を見て最低週に1度は1時間近い練習を積む。「みんながヒットを打ってくれるとうれしい。ヒットを打つとパラダイス銀河を吹くのですが、喜びすぎて忘れることも多いんです」と笑う。選抜1回戦は記録員としてベンチ入りする予定。1回戦を突破すれば、2回戦以降に“甲子園デビュー”する。

 梶浦さんを含めマネジャーは9人。同学年の近藤花帆さん、河合里南さん、後輩の安井志保美さん、河野真優さん、冨樫美貴さん、久保田南風さん、小林万梨花さん、杉浦美紅さんとともにティー打撃のトス上げもするなど欠かせない存在だ。

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2016年3月11日のニュース