高山新人王狙い撃ち!山崎康に大学時代リベンジだ

[ 2016年3月10日 06:51 ]

打撃練習をする高山

 阪神のドラフト1位・高山俊外野手(22=明大)が9日、守護神撃ちに闘志を燃やした。10日のDeNA戦(甲子園)で対戦する可能性がある山崎康だ。入団1年目の昨季は新人最多記録の37セーブを記録した新人王右腕で、「そういう(好)投手を打たないと勝てない」と今季の新人王候補は腕ぶしていた。

 プロでの初対戦に闘志をみなぎらせていた。その相手は、きょう10日のDeNA戦で最後に登板する可能性のある山崎康。昨年、新人最多記録となる37セーブを挙げた新人王だ。

 「抑えのピッチャーなので、対戦するときは向こうが勝っている状況か、引き分けのとき。ただ、そういうピッチャー(好投手)を打たないと勝てないと思うので、しっかり打っていきたい」

 亜大のエースだった一つ年上の山崎康との対戦で忘れられないのが、明大2年生だった2013年11月20日の明治神宮大会の決勝戦。先発・九里(現広島)の後を受けて6回から2番手で登板した山崎康には2打席抑えられている。バットをへし折られた遊ゴロと、二ゴロだった。

 「対戦しました。大学のときは先発で投げていた。(プロでは)抑えピッチャーになって(以前とは)違うと思うので、一概には言えないですけど(印象は)真っすぐが速く、良い落ちるボールも投げてくる」

 チームは昨季9試合に対戦して、ゴメスが2点二塁打した4月21日の一度しか攻略できていない。1勝1敗6セーブという対戦成績を献上しており、チーム全体で計25打数4安打(・160)、打点をマークしたのも先のゴメスただ一人とほぼ完璧に抑えられた。自身のリベンジだけではなく、チームの勝利のためにも“先制パンチ”をお見舞いしておきたい。

 オープン戦は5試合連続で安打を記録中で、通算打率も・316と高数字をキープ。8日の西武戦では2番でスタメン起用されるなど、金本監督からさまざまな適性をチェックされている。

 「試合に入ったら積極的に自分のプレーをすることだけなんで。そこを続けていきたい」

 全体練習だったこの日は、フリー打撃の後に居残りで打撃練習をおかわり。開幕まで残り9試合のオープン戦では、山崎康をはじめ主力級から快音を響かせていくつもりだ。 (山本 浩之)

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2016年3月10日のニュース