JR東 高卒2年目左腕の田嶋が14K「そんなに取った?」

[ 2016年3月10日 05:30 ]

<JR東日本・ジェイプロジェクト>2失点完投勝利のJR東日本・田嶋

東京スポニチ大会 JR東日本3―2ジェイプロジェクト

(3月9日 神宮)
 3―2の9回1死満塁。JR東日本の高卒2年目左腕・田嶋は最後の打者を遊ゴロ併殺に仕留めると、安どの笑みを浮かべた。10安打を浴びながら2失点完投勝利を挙げ「ピンチが何回もあったけど、うまく切り抜けられた。悪いなりに抑えられた」と振り返った。

 直球とスライダーを軸に奪三振ショーを演じた。冬場は「高校時代の倍は走った」と苦手な走り込みでスタミナを強化し、終盤の8回にこの日最速の147キロを計測。144球の熱投で毎回の14三振を奪い、「そんなに三振取ったんですか?」と目を丸くして喜んだ。

 佐野日大3年時の14年にエースとしてセンバツに出場し、4強進出。社会人1年の昨年は侍ジャパン社会人代表に選ばれ「自信がついた」。来秋ドラフト候補に挙がる19歳の快投に、堀井哲也監督は「最後はエースになるための試練だと思い任せた。夏につながる」と称えた。(青木 貴紀)

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2016年3月10日のニュース