大谷「収穫何もない」雨に苦戦 足滑らせ138キロ直球も

[ 2016年3月10日 05:30 ]

<日・D>2回無死、倉本の打球に好守を見せる大谷

オープン戦 降雨ノーゲーム

(3月9日 鎌ケ谷)
 昼前から降り始めた雨粒は、大きくなっていた。気温は5度。0―0の3回1死一、二塁で日本ハム大谷はDeNAの4番・筒香に三振振り逃げを許し、ピンチを満塁に広げた。ここで試合は中断し、ノーゲームとなった。

 「(試合前から)ある程度、腕は振れないと予想していたが、悪いなら悪いなりの投球をしないといけない。収穫は何もない。きょうの試合はなかったものと考えたい」

 雨のために緩んだマウンドで制球に苦しんだ。初回の先頭・内村にストレートの四球を許すなど、打者13人に対して2安打2四球。2日の巨人とのオープン戦(札幌ドーム)では自己最速タイとなる162キロを計測したが、この日は最速149キロ。足元を滑らせた138キロの直球もあった。

 練習する考えだった内角攻めなど「やりたいことが何もできなかった」と振り返る。唯一の救いは43球を投げたこと。栗山監督も「先発したからには3回ぐらいはと思った。球数が増えたのはよかった」と最低限のノルマクリアに胸をなで下ろした。次回登板は17日のソフトバンク戦(鎌ケ谷)で、これが25日のロッテとの開幕戦(QVCマリン)への最終調整となる。(横市 勇)

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2016年3月10日のニュース