大リーグ機構、アットリーへの処分取り下げ 危険走塁で相手は骨折

[ 2016年3月7日 09:05 ]

ドジャースのアットリー(下)はメッツのテハダと二塁ベース付近で接触する (AP)

 AP通信は6日、大リーグ機構が危険なスライディングで相手野手を負傷させたドジャースのチェース・アットリー内野手(37)に対して科していた出場停止処分を取り下げたと報じた。なお、この情報は匿名の人物からのものであるため、同メディアは公式発表ではないとしている。

 アットリーは昨季のプレーオフで併殺を防ぐためにメッツの遊撃手テハダと二塁ベース付近で激しく接触。これによりテハダは右足を骨折する大げがに見舞われ、その後の欠場を余儀なくされた。

 大リーグ機構はこの“併殺崩し”のスライディングを見せたアットリーに2試合の出場停止処分を科したが、同選手が異議申し立てを行っていたため、これまでその処分が保留となっていた。

 大リーグでは今季からこうした危険な走塁を排除するために「野手との接触目的で走者は走路を変えてはならない」などと定義された新ルールを採用。このルールに違反した場合は、走者だけでなく打者もアウトになる。

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