小久保監督 視線は来年3月のWBCへ「しっかり備えたい」

[ 2016年3月6日 22:19 ]

<台湾・日本>2連勝を飾り、筒香(25)らナインを迎える小久保監督(右)

日本通運 Presents 侍ジャパン強化試合 日本代表9―3台湾代表

(3月6日 京セラD)
 2016年を2連勝スタートを切った侍ジャパンの小久保監督は「日本が誇る投手たちがしっかり活躍してくれてよかった。開幕前なのでアクシデントなく、大きなケガなく終えることができたのが一番」と安どの表情を浮かべた。

 前日の第1戦は5投手の完封リレー。この日の第2戦は先発の武田(ソフトバンク)が1点先制を許したものの、2番手の西(オリックス)が打者6人に対して4三振を奪うなど2回1安打無失点。6回以降は小刻みな継投で8回まで台湾打線を無安打に封じた。一挙6点を奪った9回の攻撃時間が長く、その裏に登板した西野(ロッテ)は2点を失ったが、それぞれが持ち味を発揮した。

 攻撃でも1点を追う4回に菊池(広島)がセーフティーバントを試み、相手のミスを誘って一気に三塁まで進んで同点の足がかりに。5回の勝ち越し点には今宮の盗塁が絡み、9回には1死二、三塁から一ゴロで坂本が生還。好走塁で待望の追加点を奪うと、そこから打線が一気に爆発した。

 「(菊池の)ああいうアイデアや9回の坂本の好走塁…日本のよさを出していかないと点は取れないですから」と小久保監督。「来年のこの時期に最後には(WBCの)本戦が始まっている。予選では台湾とも対戦するでしょうし、きょうのデータも含めて分析して、しっかり来年に備えたい」と来年3月のワールド・ベースボール・クラシックに視線を向け、表情を引き締めた。

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2016年3月6日のニュース