DeNAロマック 内角克服弾 ラミ監督は日本で成功する秘訣伝授

[ 2016年3月6日 05:30 ]

<日・D>9回1死、左越えソロを放つDeNA・ロマック

オープン戦 DeNA3―5日本ハム

(3月5日 札幌D)
 侍ジャパンに招集された筒香に代わって、4番に座ったDeNA・ロマックが9回にオープン戦2号を放った。

 1ボール1ストライクから内角のシュートを左翼席に運び、「ここ数日、同じような配球が続いていた。内角も打てるということを見せることで、相手投手ももっと広いストライクゾーンで勝負してくれるだろう」と振り返った。

 オープン戦に入ってデータ収集の目的もあって、内角攻めが格段に増えた。そこで重心を後ろに意識的に残すことで、ボールを少しでも長く見るアプローチに変更。この日の本塁打は適応力の高さの証明でもあった。

 初回には先制の右前適時打も放ち、オープン戦4試合で13打数5安打、打率.385。ラミレス監督も「インサイドアウトのスイングができている」と評した、キャンプ中にはその指揮官から日本で成功するための秘訣(ひけつ)として、(1)「仕方ない」(2)「分かりました」(3)「頑張ります」の3つの日本語を伝授されたという。つまり(1)割り切り(2)言い訳をしない(3)前向き、が大事だということ。「配球以外にも日本のストライクゾーンに戸惑っている」という新外国人だが、開幕に向けて順調に歩を進めている。 (東山 貴実)

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