巨人ドラ1桜井 OP戦初登板は5回2失点 粘りの投球で勝ち投手に

[ 2016年3月4日 20:35 ]

<オ・巨>5回を投げ2失点の桜井

オープン戦 巨人3―2オリックス

(3月4日 京セラD)
 巨人のドラフト1位ルーキーの桜井俊貴(22=立命大)が4日、京セラドームでのオリックス戦にオープン戦初登板をし、5回75球を投げ4安打2失点(自責1)、2奪三振。1回、3回にそれぞれ1失点も、粘りの投球で傷口を広げず。5回に味方打線が3点を奪って逆転し、勝ち投手となった。巨人はオープン戦5連勝で6勝1敗。

 初回、先頭の西野は左前へ、2番の小谷野は中前とともにストレートを連打され、3番のボグセビックには四球を与え無死満塁、続くモレルの左犠飛で先制点を許した。だが、中島の深い右飛を長野が好捕。飛び出した二塁走者の小谷野が戻れず併殺。最少失点で切り抜けた。

 2回は、小田からは見逃しの三振を奪うなど3人でピシャリ。だが3回には先頭の山崎勝に10球粘られ四球、西野は一ゴロも、ギャレットの悪送球で無死一、二塁。小谷野は併殺に打ち取ったが、ボグセビックにフォークを右前に弾き返され失点。その後もモレルに左前打、中島に四球を与え2死満塁のピンチを迎えたが、ブランコを一邪飛に打ち取り、この回も1失点で切り抜けた。

 4回は3人で抑えると、5回に味方打線が立岡、長野のタイムリーなどで3点を奪い逆転に成功。桜井は、5回も3人で抑え、勝ち投手の権利を持って沢村と交代した。その後も公文、矢貫がオリックス打線を封じた。

 桜井はこれまで2月12日の紅白戦(サンマリン宮崎)で、2回無失点。2月24日の韓国・KIAとの練習試合(沖縄セルラー)では3回1失点に抑えている。この日は初回は「緊張で力んでしまった」と反省も粘りと修正能力も示したことで開幕ローテーション入りへまた一歩前進した。高橋監督も「調子が良くない中でゲームをつくった」と認めていた。

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