ナバーロ4週間出場停止 「来日間もなく故意でもない」と説明

[ 2016年3月1日 07:30 ]

ロッテのナバーロ

 ロッテは29日、那覇空港で実弾を所持していたとして銃刀法違反の疑いで逮捕され、処分保留で釈放されたヤマイコ・ナバーロ内野手(28)に3月中の全試合に加えて、パ・リーグとイースタン・リーグの公式戦に開幕から4週間の出場停止と、制裁金50万円の処分を科すと発表した。

 10年2月に同じく実弾所持で逮捕された中日・ネルソンは3月から3カ月間出場停止だったが、林信平球団本部長は「ネルソンは来日3年目だった。ナバーロは来日間もない。故意でもなかった。今回の結論が適当ではないか」と説明。ナバーロは「ファンの方々には失望させる結果となってしまい本当に申し訳ない」と球団を通じてコメントを発表した。

 また、山室晋也球団社長は厳重注意、林本部長と松本尚樹球団本部長補佐兼編成部長は減給、厳重注意処分となった。林本部長は来日前の注意が不十分だったとし「球団の責任も重い」と、再発防止を誓った。

 オープン戦2試合で2本塁打と好調だったナバーロ。今後は3日に2軍練習に合流し、1軍出場が可能になる4月23日のオリックス戦(QVCマリン)に向け調整する。

 ▼ロッテ・伊東監督 戻ってくるときには野球選手としてだけではなく、人間として尊敬されるプレーでファンに恩返ししてほしい。彼が戻ってくる日まで全員でカバーして、いい形で迎えてあげられるように頑張る。

 ▼熊崎勝彦コミッショナー 慎重に熟慮された結果の処分と受け止めた。ロッテに対しては、再発しないよう事前対応に十分留意されるよう要望した。各球団に対しても留意するよう要望したい。

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2016年3月1日のニュース