マテオ&ドリス、連投を極力回避 香田コーチがオープン戦起用法説明

[ 2016年2月20日 08:03 ]

マテオ(左)の腹の肉をつまむドリス

 新外国人投手のマテオとドリスがオープン戦最終盤まで連投調整を控えることが明らかになった。抑えの座を争う2人のオープン戦での起用法について香田投手コーチが説明した。

 「連投に関しては、最後のドームが続くあたりでと思っている。屋外は寒い日もあるだろうし、連投をさせるなら、ドームで。シーズンで頑張ってもらわないといけないし、オープン戦で無理はさせないつもり」

 開幕直前に3月18日の中日戦(ナゴヤドーム)、19~21日のオリックス戦(京セラドーム)の4連戦があり、すべて屋内球場。確かにドミニカ共和国出身で寒さを苦手とする両右腕の最終調整には最適だ。さらに特筆すべきは連投テストに強くこだわらない方針が示されたことだ。

 「オープン戦で1試合投げて、次の日にブルペンで投げてもらったりもできるから」

 シーズン突入後は抑え投手の連投は必至。回復具合や耐久性など適性を確認する上でも必要とされる予行演習よりも、体調面への配慮を込めた。背景には左脇腹の張りで調整の遅れているヘイグの存在がある。今後も回復が進まないようなら、外国人枠の問題で当初は1人だけを1軍に残す構想だったマテオとドリスをそろって1軍起用する案を検討中だ。2人に対する高評価を裏付けるオープン戦での“温存方針”が打ち出された。

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2016年2月20日のニュース