離婚、母親が認知症…清原容疑者 更生の鍵は周囲のサポートも

[ 2016年2月20日 08:35 ]

清原容疑者

 薬物依存から脱却するためには周囲のサポートが不可欠だ。薬物依存者のリハビリ施設「館山ダルク」の十枝晃太郎代表は「周囲のサポートなしに薬物を断ち切るのは無理」と断言。一般的に薬物依存から回復するには使用期間の3倍の時間が必要とされ、十枝代表は「(清原容疑者に)ウチなど、リハビリ施設へ入所するのをお勧めします」と語る。

 一昨年9月に覚せい剤取締法違反で有罪判決を受けた歌手ASKA(57)は千葉市の病院で薬物依存症治療プログラムを受けた後、群馬県や静岡県のリハビリ施設で生活。病院や施設は家族が選び、家族のサポートを受けながら療養している。

 一方、覚せい剤所持容疑で逮捕された元プロ野球選手の清原和博容疑者(48)は一昨年に離婚。母親が認知症を患い父親も病を抱えており、家族からサポートを受けるのは難しい。その中、適切な治療とサポートを受けることができるかが、更生の鍵になりそうだ。

 覚せい剤取締法違反で逮捕されたスポーツ選手には元プロ野球選手の江夏豊氏(67)、ボクシング元日本ミドル級王者の大和武士さん(50)、元JRA騎手の田原成貴さん(57)らがいる。江夏氏は昨年から阪神の臨時コーチを務めているがスポーツ界に復帰できた例は少ない。

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2016年2月20日のニュース