田沢 夢じゃない!年俸2年総額9億円超え 今季中にFA権取得へ

[ 2016年2月19日 05:30 ]

ブルペンで投げ込むレッドソックス・田沢

 レッドソックスの田沢純一投手(29)が、大型契約の懸かるシーズンにも不動心で臨む。

 17日(日本時間18日)、今季中にFA権を初取得する見込みの右腕は、去就について「終わってから考える。一試合一試合積み重ねていければ。しっかり1年間投げたい」と穏やかな表情で話した。

 米国8年目。大リーグでは実働6年でFA権を取得できる。アマから直接、米球界に挑戦した選手では田沢が初のケース。「日本のプロ野球を経験していない割には、意外に長くやっているかな」と笑った。

 今季年俸は337万5000ドル(約3億8500万円)。例年通りの成績を残せば、オフの契約は2年総額800万ドル(約9億1200万円)程度が相場となる。1年目の09年、45万ドル(約5130万円)からのアメリカンドリームだ。また、キンブレル、上原らの壁は厚いが、抑えとしての資質もアピールできれば、年俸ベースで800万ドル程度の契約もあり得る。

 この日はキャンプ地での自主トレで渡米後2度目のブルペン投球。「もう少し強く投げられたら」と課題を口にしたが、19日(同深夜)のキャンプインに向けて仕上がりは順調そうだった。 (フォートマイヤーズ・東尾 洋樹)

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2016年2月19日のニュース