1年前は初日に離脱 西武・岸 開幕投手へ152球「今は充実感ある」

[ 2016年2月18日 05:30 ]

ブルペンで投げ込む岸

 西武のエース・岸がブルペンで今キャンプ最多となる152球を投げ込んだ。直球にカーブ、スライダーを交え「120球ぐらいかと思ったら、150球を超えちゃった」。全てセットポジションで打席に打者を立たせるなど実戦を意識した熱投だった。

 昨年はキャンプ初日に背中を痛め、開幕投手も回避した。「今年はどこも痛くならず順調にきている。1年前のこともあるので、今は充実感がある」。例年は宮崎・南郷でのキャンプを打ち上げると、高知・春野のB班(2軍)に合流して個別調整を行ってきた。この日に発表された高知行きメンバーは栗山、中村、メヒア、浅村、牧田、竹原の6人。名前がなかった岸は、今年は宮崎で練習試合に登板しながら調整を進めていく。

 「2月に試合で投げておけば、3月(のオープン戦)も長いイニングを投げられる」と意図を説明。まずは20日か21日の韓国・ロッテ戦(南郷)で1イニングを投げ、27日のオリックス戦(SOKKEN)か28日のソフトバンク戦(アイビー)にも登板する予定。最有力視される2年ぶりの開幕投手に向けて、視界は良好だ。 (重光 晋太郎)

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2016年2月18日のニュース