DeNA砂田宣戦!内角えぐる セ覇者相手「いい打者ほど力出す」

[ 2016年2月13日 05:30 ]

登板を翌日に控えてブルペン入りしたDeNA・砂田

 ブルペンでも内角をえぐった。今キャンプ初の対外試合となるヤクルト戦(浦添)に先発するDeNAの砂田は、プレートの右端に立ち、左打者を想定して投球。右足を打者へ向かうようにインステップさせて踏み込み、内角を攻めた。

 計60球。3年目左腕は汗を拭いながら「外角一辺倒で抑えるだけでは駄目。ラミレス監督の求める内角をどんどん攻めていく。それが自分の強みでもあり、持ち味。インコースにドーンと投げるのが好きなので」と宣言した。

 練習試合とはいえ、昨年のセ・リーグ覇者との初対戦に燃えている。「いい打者がたくさんいる打線なので対戦したいと思っていた」。育成出身で昨季6月に支配下登録されて、14試合に登板し、3勝5敗だった。飛躍の一年となったが、同一リーグで唯一対戦がなかったのがヤクルト。チームは8勝17敗と負け越しており、山田やバレンティンら主力が先発すると聞いた砂田は「僕はいい打者ほど力を出すタイプ。嫌なイメージを与えられたら」と闘志を燃やした。

 宿敵を抑えれば絶好のアピールとなる。ドラフト1位の今永(駒大)が加入し、2年目の石田を含めた左投手3人で先発ローテーションの枠を争っている。ラミレス監督が「このチームのバッテリーは、過去10年以上も内角を要求しきれていない」と話す最重要課題の内角攻め。王者の胸元をえぐり、先発のイスを勝ち取ってみせる。(中村 文香)

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