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キャンプを考えて整備したソフトB「生目の杜」 宮崎は連日盛況

大勢のファンの前で投げ込むソフトバンクの松坂

 プロ野球の春季キャンプが真っ盛り。祝日の11日は国内だけで11万280人の観衆を集めた。各球団が発表する観衆のトータルを見ると、11日までのトップはKIRISHIMAヤマザクラ宮崎県総合運動公園で行っている巨人の13万9100人。僅差の2位で13万600人を集めたソフトバンクが続いた。

 ソフトバンクが2003年秋からキャンプを行う宮崎市の生目の杜総合運動公園は、ファンにとって練習が見やすい施設だ。A組(1軍)が練習するメーンのアイビースタジアムやB組(2、3軍)が使う第2球場、ブルペン、室内練習場のはんぴドームなどがコンパクトに集まっている。本拠地・福岡と同じ九州の宮崎という地の利もあるが、施設の素晴らしさも集客アップを後押ししている。

 宮崎キャンプの「生みの親」と言われているのが、1999年に他界したダイエーの元監督で球団社長などを歴任した根本陸夫氏。94年、宮崎市が市制70周年の記念事業として軟式野球場があった生目の杜の整備構想を打ち出し、根本氏がアドバイスを送った。ダイエーにも九州の球団として足固めしたいという望みがあり、高知から九州内にキャンプ地を移すことを検討していた。生目の杜には、プロ野球のキャンプを行うこと念頭に置いて整備が進められたという背景がある。

 今年はキャンプ初の週末だった6、7日に合わせて4万7600人のファンを集めた。コンパクトに集約されたキャンプ地だから自然と人が密集する形となり、土、日に来訪したファンは「お祭り」に参加しているように感じられるだろう。導線が短く、主力がいるA組から若手が汗を流すB組まで徒歩2、3分。チーム関係者やファンだけでなく、偵察に訪れる他球団のスコアラーや編成部門の調査担当から「見やすくてありがたい」という声を聞いたこともある。

 ソフトバンクに次ぐ3位は8万7600人を集めたオリックス。キャンプ地は巨人、ソフトバンクと同じ宮崎市の清武総合運動公園で、こちらも素晴らしい施設だと評判だ。ブルペンは10人が同時に投げられ、1、2軍の球場が隣接する。仕掛け人の瀬戸山隆三球団本部長は、ダイエーでも球団代表などの要職を歴任し、故根本氏と生目の杜のキャンプ地づくりにも尽力した人物だ。キャンプを盛り上げようという熱意が実り、宮崎は連日盛況となっている。(記者コラム・森 寛一) 

[ 2016年2月12日 09:07 ]

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