藤浪 3月侍J強化試合回避へ 故障明け考慮し開幕専念

[ 2016年2月11日 07:11 ]

阪神の藤浪

 阪神は、3月5、6日(ナゴヤドーム、京セラドーム)に行われる侍ジャパンの強化試合・台湾代表戦に藤浪晋太郎投手(21)の派遣を見送ることが10日、分かった。

 水面下で球団に対して打診があったが、故障明けということもあり、大事を取った格好だ。代表メンバーは15日に発表される。

 藤浪は昨年10月下旬に右肩関節炎を発症し、11月の「プレミア12」の出場を辞退した。侍ジャパンの小久保監督は6日に阪神の宜野座キャンプを視察した際、約3分間、藤浪と立ち話で近況を確認。「肩の状態が気になっていたが、本人に直接、話を聞くことができた」と話していた。金本監督とも会談しており、そこで代表入りについて話し合われたもようだ。

 金本監督は侍ジャパンへの全面協力姿勢を打ち出しているが、藤浪は開幕投手の大本命だけに無理はさせられない。球団関係者も「故障明けなので」と話し、今回は派遣を見送ることを決めた。

 藤浪は、以前から「右肩はもう大丈夫」と話しており、11日に行われる紅白戦で故障後初となる実戦マウンドに上がる予定。自らの調整に専念し、「3・25」の開幕に集中する。

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2016年2月11日のニュース