二刀流“反対派”コラムニスト 大谷は「ベーブ・ルースにはなれる」

[ 2016年2月10日 09:45 ]

ブルーム氏(背中)の取材を受ける大谷

練習試合 日本ハム4―5韓国ロッテ

(2月8日 ピオリア)
 日本ハム・大谷に注目するのは大リーグのスカウトだけではない。米メディアもここぞとばかり大谷に取材攻勢をかけている。この日も地元ラジオ局に加え、MLB公式サイト「MLB.com」が単独取材を敢行。

 担当したバリー・ブルーム氏(64)は、かつてイチロー(マーリンズ)、松坂(現ソフトバンク)らへのインタビュー経験がある、名物コラムニストだ。

 同氏は、大谷の将来的な二刀流での大リーグ挑戦について懐疑的な意見を述べた。「私はこれまでケガをしなかった(大リーグでの)日本人投手を見たことがない。大リーグでもこれまで二刀流はいない」。昨季もダルビッシュ(レンジャーズ)、田中が右肘を故障した原因の一つとされるのが、「中6日」が基本線の日本よりも短い登板間隔。二刀流をケガなく本当に続けられるのかと疑問視していた。

 ただ、こうも言った。「ベーブ・ルースのように投手がもし駄目でも、打者でやれる可能性がある」。投打の才能を過小評価しているというわけではない。大谷はこう答えた。「日本でやりきったら大リーグに行きたい。時期は僕が決めることではない」。二刀流での大リーグ挑戦。現実的な問題として、議論はこれからもヒートアップする。 (柳原 直之)

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