デルモン・ヤング逮捕、ホテルの従業員に暴行 トラブルは以前にも

[ 2016年2月9日 09:26 ]

デルモン・ヤング外野手 (AP)

 メジャーリーグで長年プレーしているデルモン・ヤング外野手(30)が8日、マイアミのホテルの従業員に対して暴行を働いたとして逮捕された。FOXスポーツなど米国の複数メディアが報じている。

 地元警察によると、ヤングはホテル内にあるナイトクラブへの入店を拒否されたことに腹を立て、従業員の首を締めると、さらに「この馬鹿なキューバ人め」とその従業員の人種を中傷する言葉を浴びせたとのこと。身柄が拘束された時には、足がふらつき、言葉も不明瞭だったそうで、ひどく酒に酔っていたと見られる。

 2003年にデビルレイズ(現レイズ)からドラフト1巡目(全体1位)で指名されたヤングは06年にメジャーデビュー。その後、ツインズ、タイガース、フィリーズと渡り歩き、13年途中にレイズ復帰。14年からはオリオールズでプレーしていたが、昨季途中に戦力外となり、現在はフリーエージェント(FA)となっている。

 メジャー10年間での通算成績は1118試合に出場して打率2割8分3厘、109本塁打、566打点。素行の悪さは以前からで、マイナー時代の06年には球審にバットを投げて50試合の出場停止処分を受け、タイガース時代の12年にもホテルで他の宿泊客とトラブルを起こし、7試合の出場停止処分を科された。

続きを表示

2016年2月9日のニュース