山崎康「一番の近道」マイペース調整 2度目ブルペン24球で終了

[ 2016年2月4日 05:30 ]

ブルペンで投球する山崎康

 DeNAの守護神・山崎康がキャンプ2度目のブルペン入り。周囲が100球近く投げ込む中、捕手を立たせたまま、わずか24球で終了した。「自分のペースでやることが一番の近道だと思う。もう2年目。自分で考えながらトレーニングも投球もやっている」。首脳陣から自己流の調整を認められており、まだ一度も捕手を座らせての投球練習は行っていない。それでも「調子が良いときこそ無理せずに24球にした」と焦りは全くない。

 ルーキーだった昨年は連日ブルペンで投げ込むハイペース調整で「100球くらい投げまくって、肘が爆発するかと思った…。“バーン”って」と笑う。実際、37セーブを挙げて新人王を獲得したものの、「後半戦で疲れが出てしまった」と、疲労によるコンディション低下で一時、登板を回避する措置をとられた。その反省を生かし、「1年間投げ抜く体力をつける」とキャンプの課題に体力強化を掲げる。

 昨年11月のプレミア12では侍ジャパン入りも果たした山崎康。ドラフト1位の今永(駒大)にアドバイスを送るなど「新人もいるし、気を配りながらやっている」と2年目の自覚も十分だ。(中村 文香)

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2016年2月4日のニュース