オコエ闘髪「気合マックス!」 モヒカンで登場「元気で目立ちたい」

[ 2016年2月1日 05:30 ]

サイドを刈り上げた髪形のオコエ

 楽天のドラフト1位・オコエ(関東第一)がプロ初のキャンプに向け、チームとともに仙台から空路、沖縄・久米島入り。奇抜な新ヘアスタイルで登場し、梨田監督らの度肝を抜いた。

 大胆な髪形は気合の表れだ。後頭部からサイドにかけてV字に刈り上げた独特のモヒカンヘア。「キャンプ前に伸びていたので切ってきました」と笑ったオコエ。プロ野球選手として踏み出す第一歩。初のキャンプインを前に「技術どうのこうのでなく、新人らしく元気だしてアピールしたい。気合マックスでいきたいと思います」と意気込んだ。

 独特のヘアスタイルは名付けて「オレ流ヘア」。もともと、くせ毛なため「髪質が他の人と違うのでこれしかできない」と松井裕に紹介された仙台市内の美容院で、1時間以上かけて整えた。高卒新人らしからぬヘアスタイルで強烈なインパクトを残した18歳だが、もちろん本業の野球でも注目を集める。「1日、練習を通して存在感がないのは嫌。“俺はここにいるぞ”と元気で目立ちたい」と強気に宣言した。

 最大のアピールの場は7日に行われる今キャンプ初の紅白戦だ。オコエは「プロの変化球は打てないので、直球狙いでフルスイングしたい」と意気込む。さらに、出塁すれば「できるだけアピールしたい」と自慢の脚力も見せつける。当日は侍ジャパンの小久保監督がキャンプを視察予定。将来的に侍ジャパン入りを夢見るオコエにとっても実力をアピールする絶好の機会となる。

 久米島に向かう機内では、哲朗と下妻の両先輩に挟まれ、緊張の連続だった。「肘おきには一切触れず、足も閉じてました」とほとんど眠れなかったという初々しさものぞかせたオコエだが、プロの世界は目立ってなんぼ。キャンプでも自分らしさを貫き、実力も人気も兼ね備えたスター選手に駆け上がる。 (徳原 麗奈)

 ≪こんな奇抜な髪形も≫

 ▼ロッテ小林宏 金髪コーンロウ(05年10月のプレーオフ)

 ▼ソフトバンク森福 アシンメトリー(左右非対称)髪形(07年の入団以来)

 ▼ロッテ西岡 コーンロウ(09年2月の春季キャンプ)

 ▼横浜村田 左サイドにライン入り(09年2月の春季キャンプ)

 ▼日本ハム中田 虎ヘア(10年1月の自主トレ。寅=とら=年に合わせて派手な金色)

 ▼オリックス中島 モヒカンパーマ(15年2月の春季キャンプ)

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