イチロー練習相手に指名!オリドラ10「今日本で一番幸せな自信ある」

[ 2016年1月31日 08:18 ]

オリックス・糸井(左)とイチロー

 オリックスのドラフト10位・杉本裕太郎外野手(24=JR西日本)が、マーリンズのイチロー外野手(42)から練習相手に指名され、神戸市内の室内練習場で合同練習を行った。新人が指名されるだけでも異例だが、さらに偶然居合わせた糸井嘉男外野手(34)もフリー打撃に緊急参加。見応えたっぷりの打撃ショーとなった。

 イチローは前日、球団関係者に「ケガのない新人外野手を練習相手に」というリクエストを出していたという。該当したのが杉本1人。23日に新人野手とイチローとの合同自主トレが実現した際に「昇天しそうだった」と告白した24歳は、前夜から緊張しっぱなしだったが、助言を求めて積極的に詰め寄った。「この練習(フリー打撃)なら、8割方、芯でボールを飛ばさないと」。日米通算4213安打のレジェンドからハッパをかけられさらに力を込めた。

 最後はイチローに許可を取って打撃練習を動画撮影し「声を掛けてもらって、今、日本で一番幸せな自信がある」と感激。徳島出身でイチローから「阿波踊りをベンチで踊るの待っているわ」とリクエストされ、本塁打後のパフォーマンスに色気を見せた。

 今年は合同練習の予定がなかった糸井も「サプライズ合体ですね」と目を輝かせ、「スーパースターですからね。走ったり投げたり、動きを見ているだけで全然違う。勉強になります」。キャンプ出発の前日。古巣の後輩2人に、先輩からエールが込められていたようだ。 (鶴崎 唯史)

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2016年1月31日のニュース