呉昇桓の穴は「ヒゲ魔神」が埋める!マテオ新守護神候補だ

[ 2016年1月29日 05:36 ]

ドレッドヘアーとひげが特徴のマテオ

 阪神の新外国人マルコス・マテオ投手(31=前パドレス)がラファエル・ドリス投手(28=前タイガース)と西宮市の球団事務所で入団会見し、母国ドミニカ共和国では「バルブセ」(スペイン語でヒゲの男たちの意)の異名で対戦相手から恐れられていたことを明かした。新守護神候補は156キロと伝わっていた最速を160キロへ自ら上方修正。「ヒゲ魔神」の襲名に期待大だ。

 スペイン語ではヒゲを「バルブー」、中でも最上級のモジャモジャ型を「バルブーン」と呼ぶ。もみあげから口周りまでを覆い尽くす立派なアゴヒゲをたくわえ、不敵な笑みで日本での愛称を希望した。

 「バルブセと呼んでほしい。ヒゲが生えているやつらが出て来たら打てないということで、(ドミニカでは)そういう名前で呼ばれていた。ドミニカ人は、ヒゲを伸ばしたり、髪の毛を切ったりするのが好きなんだ」。

 今冬はドリスとともに母国のウインターリーグに参加。くしくも同じチームに所属し、阪神がリーグ優勝した05年に確立された鉄壁の救援陣「JFK」を彷彿させる最強中継ぎ陣「バルブセ」を結成していたという。

 新天地の阪神でも複数人数を表す愛称を熱望も現時点ではドリスとともに必勝継投を形成する可能性は低い。打者ではゴメスとヘイグの2人、投手では先発陣の中核を担うメッセンジャーが既に1軍枠に当確し、残り1枠をドリスと争う見込み。現状では実績面で勝るマテオが新守護神の座に近く、ヒゲ魔神としての仁王立ちが期待される。

 ウインターリーグ終了後、2週間ほど休息を取って来日。早ければ29日にも再始動する予定だ。「去年いた抑え投手がいなくなったということを聞いていたし、その代わりに獲ってもらえたので期待に応えられるように頑張りたい」。「石仏」と呼ばれ昨季まで2年連続最多セーブを獲得した呉昇桓の穴は「ヒゲ魔神」が埋める。(湯澤 涼)

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2016年1月29日のニュース