安藤“江夏イズム”学ぶ「精神面について話をうかがいたい」

[ 2016年1月27日 06:36 ]

 阪神・安藤優也投手(38)が26日、甲子園球場のクラブハウスで自主トレを行い、臨時コーチとして2軍安芸キャンプに参加するOBの江夏豊氏(67)から“イズム”を吸収する考えを明かした。

 「いろいろと聞いてみたい。右と左の違いはあるけど、精神面について話をうかがいたい」

 今季15年目を迎えるベテラン右腕は、どこまでも貪欲だ。昨年、江夏氏は宜野座キャンプで臨時コーチに就任。技術指導だけでなく、読谷村のチーム宿舎では79年の日本シリーズ「広島―近鉄」における「江夏の21球」を引き合いに、メンタルについての講義を開くこともあった。だが、安藤は安芸スタートだったため、対面を果たせなかった。

 当時の江夏氏と同じリリーフを務める安藤にとって、数々の修羅場をくぐり抜けてきた体験談を聞くことの効果は計り知れない。絶体絶命のピンチにおける「心のあり方」を、新たな引き出しとして増やすつもりだ。

 「ここまでは順調です。もうブルペンにも入っている。安芸では一つ一つの球種の精度を上げていきたい」

 調整は順調に進んでおり、本格的な投球練習もすでに開始している。4年連続となる50試合以上登板に向けて準備は着々。強力セットアッパー陣の一翼を担うべく、江夏イズムも味方につける。(森田 尚忠)

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2016年1月27日のニュース