極寒マイナス3度…DeNA石川 滝行で誓った「3割、30盗塁」

[ 2016年1月26日 09:30 ]

滝行を敢行したDeNAの石川

 DeNA・石川が東京都西多摩郡檜原村の「龍神の滝」で滝行を行った。大寒波が押し寄せ、つららが垂れ下がる水温マイナス3度の滝で5メートル以上の高さから落ちる冷水を浴びながら「3割、30盗塁!今年優勝できますように!」と宣言した。

 昨オフに計画も実現はせず「ピンチや苦しい時に耐えられる精神力を身に付けたい」と2年越しで臨んだ。道中、担々麺を食べながら「最後の食事かも。死ぬかもしれない…」と漏らした。3回水に入った後は震えが止まらなかったが「生きてて良かった。これで何か変われた気がする」と充実の表情を浮かべた。

 今季で12年目の生え抜き。昨季FA権を取得したが「横浜で優勝を」と残留を決断。複数年提示を断り、単年契約を選んだ。昨年11月にクリーニング手術を受けた右肘はキャッチボールができるまで回復。春季キャンプは2軍スタートも「万全の状態で上がってきてほしい」というラミレス監督の意向からだ。指揮官は「石川のスタメン二塁は決まっている」と信頼を寄せ「1番・二塁」での起用を固めている。

 30歳を迎える節目のシーズン。極寒の滝で心身を清めた石川は「全試合に出場して、ラミレス監督を胴上げしたい」と98年以来の優勝へ誓いを新たにした。(中村 文香)

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2016年1月26日のニュース