ムネリン カブス招待選手でメジャーキャンプへ「新天地でも全力で」

[ 2016年1月22日 05:37 ]

カブスとマイナー契約で合意した川崎

 ブルージェイズからFAとなった川崎宗則内野手(34)が20日(日本時間21日)、カブスとマイナー契約で合意した。

 メジャーキャンプに招待選手として参加する。川崎はマネジメント会社を通じて「トロントでの3年間は、素晴らしい仲間、ファンと共にとても楽しい時間を過ごすことができました。その時間は、一生忘れられないものです。新天地でも、トロントで学んだことをしっかり生かして全力で頑張りたいと思います。チェスト!」とコメントした。

 カ軍は昨季、カージナルス、パイレーツに次ぐナ・リーグ中地区3位ながら、勝率・599は他地区の優勝球団を上回り、今季も優勝候補に挙げられる。川崎が本職とする二塁、遊撃は昨季から顔ぶれが変化。このオフに正二塁手候補のゾブリスト(ロイヤルズからFA)を4年総額5600万ドル(約65億5200万円)で獲得し、ヤンキースへ移籍した正遊撃手カストロの後には21歳のラッセルが入る見込みだ。二塁、遊撃の選手は34歳のゾブリストを除けば、いずれもメジャー経験が2年以下と浅い。

 川崎は4年連続でマイナー契約から昇格した昨季、米4年目で最少となる23試合の出場で、打率・214と低迷した。だが、ひたむきに野球に打ち込む姿が評価されてポストシーズンではベンチ登録外ながら全試合に同行。その姿勢と実力が認められれば、初めて在籍するナ・リーグ球団で昇格のチャンスは十分にある。アリゾナ州メサで行われるカ軍キャンプは2月24日(同25日)から野手組が始動。5年連続メジャー昇格を懸け、今季も厳しい戦いに挑む。

 ◆川崎 宗則(かわさき・むねのり)1981年(昭56)6月3日、鹿児島県生まれの34歳。鹿児島工から99年ドラフト4位でダイエー(現ソフトバンク)に入団。04年に最多安打と盗塁王を獲得。日本代表としても06、09年WBC連覇に貢献した。11年オフに海外FA権を行使してマリナーズ入り。13年から昨季までブルージェイズでプレーした。昨季を終えて日米通算1486安打。1メートル79、75キロ。右投げ左打ち。

続きを表示

この記事のフォト

2016年1月22日のニュース