38歳は野手最年長…中日・荒木「早いうちに優勝したい」

[ 2016年1月22日 07:40 ]

名古屋第一赤十字病院を慰問し、小児病棟で治療中の女児から歓迎を受け、笑顔の荒木(中央)と大島(左)

 通算2000安打まであと110本に迫っている中日の荒木雅博内野手(38)が21日、大島、平田、大野、松井佑と名古屋第一赤十字病院を慰問。個人記録よりV奪回を優先させる決意を繰り返した。

 まず、同病院でのトークショーで今季の目標を色紙に書いた。それは「優勝」。その真意を荒木自身が説明した。「ぼくもあまり先がない。早いうちに優勝したい。心残りはそれだけ」。その後、小児病棟で難病に苦しむ子どもたちを慰問したときも、同じ2文字を紙に記して「辞める前に優勝したい」と誓った。

 今年39歳になる。中日の支配下登録の野手では最年長になった。昨季は山本昌氏、谷繁監督、和田一浩氏、小笠原道大氏らが現役を退く姿を見た。残された時間が限られていることを痛感した1年でもあった。

 とはいえ、2011年以来のリーグ制覇に荒木の打撃は欠かせない。慰問後は「自分が活躍したらチームの結果もついてくる」と補足。荒木が通算2000安打に近付くほど、チームも頂点に接近できる。(水口 隆博)

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2016年1月22日のニュース