オリドラ1吉田正“山田流”で開幕スタメン獲る!

[ 2016年1月20日 06:43 ]

打撃練習をする吉田正

 山田流で開幕スタメンをつかむ。オリックスのドラフト1位ルーキー・吉田正尚外野手(22=青学大)が19日、神戸市西区の合宿所「青濤館」で自主トレを行い、9種類のティー打撃で調整を進めた。「試合で打つための準備です。瞬時にできるよう、体に染みつかせないといけない」。

 ヤクルト・山田が10種類以上のティー打撃で才能を開花させたことは有名。吉田正も大学時代に球種や、コースへの対応力を磨くため、この練習法を思いつき、試行錯誤の末、種類が増えていった。

 この日も黙々と白球を打ち返した。まずは短いバットを使い、右手のみでスイング。次に左右にバットを「×字」に振り下ろしてから打ち、前方にステップも踏んだ。体や、投じられる球の角度を変え、最終的には9種類。180スイングでティー打撃を終えた。

 左ふくらはぎ筋膜炎で別メニュー調整を行っており、春季キャンプは2軍スタートが決定。それでも「その分、他の部分が強化できた」と前向き。「8、9割の力でしたが(ティーの)打球が力強くなってきた。それが自分のバロメーター」。スタートこそつまずいたが、着実に階段を上っていく。(桜井 克也)

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2016年1月20日のニュース