阪神ドラ3竹安 岩隈から電話助言チャンス 久保コーチ橋渡し

[ 2016年1月20日 06:32 ]

ノックを受けボールを投げる竹安

 阪神のドラフト3位・竹安大知投手(21=熊本ゴールデンラークス)に、憧れのマリナーズ・岩隈久志投手(34)から電話でアドバイスを受けるチャンスが訪れた。岩隈が99年ドラフトで近鉄入りした際に2軍投手コーチを務めていた久保2軍投手コーチが19日、橋渡し役を買って出た。すでに岩隈には話をして快諾を得たという。

 話を伝え聞いた竹安は「岩隈さんは、三振を取るべきときに取って、ゲッツーを取るべきときにはゲッツーを取る。そういうピッチングスタイルや、力感のないフォームから切れのあるボールを投げ込むのを参考にしている。下半身の使い方とかを含めて、いろいろ教えてほしい」と目を輝かせた。今後、タイミングを見て連絡を取る考えだ。

 久保コーチも「岩隈は、ダルビッシュやマー君(田中将大)みたいに、入ったときから注目を集めていた選手じゃなかった。竹安もいい手本として見習ってほしい」と期待した。

 14年12月に受けた右肘のトミー・ジョン手術(側副じん帯再建術)の回復も順調だ。「キャッチボールの距離は伸ばしているし、強度も上げている。ブルペン入りの時期に関しては、トレーナーの方と話し合いながら。無理してもいけないので」。慎重な姿勢は崩さないが、表情は明るい。焦らずに一歩ずつ、憧れの岩隈の跡を追いかける。(柳澤 元紀)

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2016年1月20日のニュース