俊介キャリアハイ13年打法に「打撃例年になくいい状態」

[ 2016年1月20日 06:26 ]

スタンドティーを行う俊介

 阪神の俊介外野手(28)が19日、三重県伊賀市で自主トレを行い、今季は自己最高の成績を残した「2013年打法」に戻して挑む考えを示した。昨季よりも踏み込む左足を半足分広げたオープンスタンスの打撃フォームで、オフに掛布2軍監督からも指導を受けた。

 「去年は(打率が)低過ぎる。掛布さんからもアドバイスをもらったので、イメージとすれば以前の形に戻すという感じ。長打も増やさないと」

 昨季は112試合に出場したが、先発は19試合にとどまり、打率・245と低迷した。反省を生かし、今オフはフォーム修正に着手。試行錯誤の末にたどりついたのは119試合(先発42試合)に出場して打率・292をマークした入団4年目の13年に近いフォームだった。

 「全体的なレベルアップが必要。特に打撃。例年になくいい状態だと思う。7、8割ぐらい。2月1日から全力でいく」

 10日から同所で行っている自主トレでのフリー打撃では、すでに変化球も打っており、この日も広角に鋭い打球を連発した。ハイペースで調整で狙うのは外野のレギュラー獲りだ。

 「(外野は)二つポジションが空いている。こんなチャンスは、もう二度とない。今年逃したらダメだという気持ちでやっている。安芸でも沖縄でも2月1日から一発でアピールしないといけない。(首脳陣の)印象を変えたい」。プロ7年目は危機感たっぷり。昨年12月には元阪神の城島健司氏と食事する機会があり「勝負強くなれ!」と激励も受けた。先輩からの金言を胸に背水の1年に臨む。

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