黒田の礼儀 9年ぶり日南キャンプ参加!2・15宮崎入り予定

[ 2016年1月17日 05:30 ]

07年日南キャンプで前田健(右)らと練習する黒田

 広島・黒田博樹投手(40)が宮崎県日南市での春季キャンプに9年ぶりに参加することが16日、分かった。古巣に復帰した昨年は2次キャンプ地の沖縄で合流。宮崎のファンは勇姿を見られなかっただけに、再びフィーバーが起きそうだ。

 予定では2月15日に日南入りし、16~18日の最終クールに参加、その後1軍本隊とともに沖縄入りする。「長くお世話になった日南に一度も顔を出さないわけにはいかないと言っている」と球団関係者。今回の1次キャンプ参加は黒田なりの礼儀だった。日南ではメディカルチェックやランニングが主で、別メニュー調整となる見込み。畝投手コーチは「(自宅のある)ロサンゼルスよりも寒いから軽めでいい。最初から全体メニューに合流しなくてもいいと伝えてある」と説明した。

 黒田にとって日南はメジャーリーガーの土台を築いた場所だ。05年2月27日には、同年キャンプで最多となる219球の投球練習。WBC日本代表に選ばれた06年には、2月24日の練習試合で打球を右手に当て、辞退した苦い思い出もある。

 昨春は2月17日に沖縄入り。同18日の初練習には報道陣230人、ファン約1000人が集まった。前田がドジャースに移籍する中、現役続行を決めた「男気・黒田」は今年も注目の的だ。開幕投手候補に挙がる右腕が、日南からプロ20年目を本格スタートさせる。

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2016年1月17日のニュース