オリドラ1吉田正 米で流行&青木も愛用スパイク導入

[ 2016年1月9日 06:45 ]

オリックスのドラフト1位・吉田正が履く予定のスパイクの靴底

 オリックスのドラフト1位・吉田正尚外野手(22=青学大)が、今春からメジャー式スパイクを履くことが8日、分かった。ニューバランス社の「L2000SB2」で、靴底にあるポイントが渦巻き状のような特徴的なタイプ。現在、米球界で流行しており、マリナーズ入団が決まった青木宣親外野手も同社のスパイクを使用。こだわりの逸品でプロでの第一歩を刻むことになった。

 期待のスラッガーには、ふさわしい相棒になりそうだ。吉田正が履くスパイクの特徴は特に裏側だ。ポイントが規則的に並ぶ通常のものとは違い、渦巻き状のような形で並ぶ。ニューバランス社の担当者によると「現在、特にアメリカで愛用されている型です」といい、いわばメジャー式ともいえそうだ。

 同社は日本球界に昨春から本格参入したばかりで、スパイクを履く選手は阪神の岩田など、まだ少数。だが、メジャーでは愛用する選手が多く、ゴメスやバレンティンも日本で活用している。同タイプの靴底は「打席で体重移動する際にスムーズにできると言われ、打席で強みを発揮する選手には好まれています」(担当者)。大学日本代表で4番も務めた吉田正にはピッタリの逸品ともいえる。

 裏にはオリックスのサポートもあった。プロ入りに際してスパイクを新調する予定の吉田正は球団に相談していたが、助け舟を出したのが由田慎太郎スカウト。マリナーズ入団が決まった青木と早大で同級生だった同スカウトは、青木が履くニューバランス社に協力を依頼して実現した。

 すでに12月の自主練習中から履いており、本人も「最初は違和感があるかなと思っていましたが、今は慣れてきました。1年間はお試しでと言っていただきまして、まずはキャンプでも履くつもりです」とバッチリの様子。大学通算17本塁打を放ち、スイングスピードはプロでもトップ級といわれるが、持ち味のフルスイングを支えるアイテムとなりそうだ。背番号は希望して34をつけるなど、こだわりを見せていたドラ1は、足元にもかなりこだわっている。

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2016年1月9日のニュース