広島オーナー マエケン「大丈夫」譲渡金の地元還元も検討

[ 2016年1月8日 12:20 ]

 ドジャース入団が決まった前田健について広島・松田元(はじめ)オーナー(64)は「彼のスライダーと制球力があれば大丈夫。彼の持つ価値を十分に出して、インセンティブを勝ち取って欲しい」と期待を口にした。

 前田健は2013年の契約更改時に将来的なメジャー挑戦願望を初めて公表。オーナーは、その前年オフに挑戦の意向を直訴する直筆の手紙を受け取っていた。「それだけ行きたかったのだろう」。長年の夢を後押しする形で送り出した。

 チームとしては昨季、前田健が記録した15勝、206回1/3の投球回数を埋めることが25年ぶり優勝への絶対条件となる。「先発でああいうタイプの選手が出てくるということは考えない方がいい」とオーナー。現有戦力の底上げ、新人、外国人選手など新戦力の台頭、打線の奮起などをチーム浮上のカギに挙げた。

 譲渡金2000万ドル(23億6000万円)の使途については、一部をキャンプ地の宮崎県日南市、沖縄県沖縄市に寄付する方向性。さらに地元・広島に還元する方法を今後、検討していく。

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2016年1月8日のニュース