中日ドラ1小笠原に山本昌氏“自信持て” プロの心得伝授される

[ 2016年1月6日 05:30 ]

ノックを受ける小笠原

 中日ドラフト1位の小笠原慎之介投手(18=東海大相模)が5日、神奈川県相模原市内の同校グラウンドで本格始動した。昨季限りで現役引退した元中日の山本昌氏(50)と前日4日に初対面し、プロでの活躍に“お墨付き”をもらったことを明かした。

 「緊張しすぎました。思った以上に大きかった。ゴツゴツした体つきをされていた。(今は)あんまり無理をする時期じゃないと言ってくれた。それまでは少し焦っていたので…」

 地元愛知の東海テレビの企画(東海ローカルで9日放送)で実現したレジェンドとの対面では、実際のキャッチボール姿を披露するなど直々のチェックを受けた。

 充実の時間の中、尊敬する同じ左腕に直球質問も投げかけた。「プロで通用しますか?」。返ってきた答えは「思った以上に通用する。(気持ちで)引かなくて大丈夫だ」というエールだった。昨夏の甲子園を制覇した世代No・1左腕にとっては未知の世界へ挑む上で大きな自信になった。他にも「ストライクゾーンが狭いので慣れること」など32年間のプロ人生を誇る大先輩から数々の金言をもらった。9日の入寮を前に一つ一つの言葉が心に染みた。

 ランニング、キャッチボール、ノックなど約2時間半の自主トレで本格始動。「順調です」と汗をぬぐい、キャッチボールでは「足と腕が同時にならないように」と投球フォームを見直しながら鋭い球を投じた。受け継いだ背番号は、昨季限りで退団した川上憲伸の11番だ。「いい番号をもらった。憲伸さんのイメージ。まだまだですけど、憲伸さんを超えることが目標。永久欠番にできるくらい頑張りたい」と力を込めた。 (細川 真里)

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2016年1月6日のニュース