石川動く直球習得だ 元中日・山本昌氏が「ヒント」

[ 2016年1月5日 05:30 ]

 ヤクルトの石川が「動く直球」の習得をテーマに掲げた。「直球(の球速)が130キロちょっとなのでカットしたり、シュートしたり、いろいろ動いたら面白いと思う。握りとか(投げる)感覚を変えて試している」。

 昨季は自己最多タイの13勝を挙げ、14年ぶりで自身初となったリーグ優勝に貢献した。正確無比の制球力と変化球の切れで相手を翻弄(ほんろう)する投球スタイルだが、35歳左腕の探求心は尽きない。打者の手元で変化する直球を習得すれば投球に幅が広がる。「直球と思って動いたら、芯を外れるかなと。いろいろ、せこく考えている」と神宮の室内練習場でネットスローを繰り返している。

 理想は同じ左腕で50歳まで投げ続けた元中日の山本昌広氏。「長くやられている方は参考になるし、ヒントが隠されている。目標は1年でも長くやること。昌さんに比べたらまだまだ」と貪欲だった。

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2016年1月5日のニュース