阪神ドラ4望月ハマっ子の野望 DeNA戦で三浦と対戦を

[ 2016年1月4日 07:50 ]

望月はタイヤを高く投げあげる

 阪神のドラフト4位・望月惇志投手(18=横浜創学館)が3日、横浜市内の同校グラウンドで自主トレを公開。小学生の頃からプロ野球観戦で何度も足を運んだ地元・横浜スタジアムで錦を飾る活躍を誓った。

 「地元で野球を観るといったら横浜スタジアムですし、高校3年間で一度もマウンドに立ったことがない球場。どんな形であれ、投げたいという気持ちもありました」

 高校時代は“聖地”とも呼べるような場所だ。あと1勝すれば登板という試合で敗退するなど、目前にしながら結局一度も投げられなかった。待望の初登板はプロ野球で果たす―。そんな地元凱旋への思いも日に日に強まっている。

 「知り合いや周りの人たちに『甲子園は遠いから早く1軍に上がってハマスタに来てよ! ハマスタに来たら応援行くよ』なんてたくさんの人に言われているので。こっちで投げれたら、地元ですし、すごい良いなと思います」

 阪神の藤川球児を憧れとする右腕だが、幼少時にはDeNA・三浦大輔に強い魅力を感じていた。「地元のチームのエース的な存在だった。小さい頃からずっとテレビで見ていた方ですし、投げ合えれば良いなと思います」と大先輩の胸を借りての対戦も熱望。その一方で番長の代名詞で知られる三浦にならい「付けていただけたらそれだけの選手なのかなと思いますし、将来的にそういう選手になりたいなと思います」と猛虎ファンからニックネームをもらえるような活躍を目指す。

 この日はキャッチボールやダッシュなど約3時間の調整。「まずは横浜に来られるよう、1軍で活躍したいです」。おみくじはまだ引いておらず、神頼みはまだだ。1日でも早い凱旋を夢見て、一歩一歩着実に成長の階段を上がっていく。(久林 幸平) 

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2016年1月4日のニュース