オリ宮崎キャンプは完全実力主義「なるべくチャンス与える」

[ 2016年1月4日 05:30 ]

 オリックスの福良淳一監督(55)が、宮崎春季キャンプのサバイバルプランを明かした。10試合ほどある実戦の結果で1、2軍の入れ替えを頻繁に行う予定だといい、「ゲームで良かったら上げようと思っている。そうしないと選手のモチベーションも上がらない。競争して、結果を出した選手が1軍にいるのが一番いい」と完全実力主義を打ち立てた。

 実戦は2月6日から始まる第2クールを皮切りに、ギッシリと予定を組んでいる。「実戦の中で覚えていってほしい」と練習の成果を試す場として重要視。そのため「スタートの1、2軍は気にする必要はない。そのために実戦を多くしたのだから。なるべくチャンスは与えます」と、各選手が力を発揮できるか目を光らせる。

 今春から1、2軍ともに宮崎市清武町でキャンプを張る。互いの球場が隣同士で移動距離は50メートルもないというのが利点で、1、2軍の合同練習についても「考えている。総合ノックとか、午前中だけファームの選手が来るとか」と青写真を描いている。気が向けば、いつでも2軍を視察でき、「練習では動くと思う。実戦に近い練習とかあれば」とチェックするつもり。練習内容によっては1、2軍入れ替えの可能性も「あると思う」と明かす。まさにサバイバルキャンプ。選手は気の抜けない1カ月間になりそうだ。

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2016年1月4日のニュース