ヤクルト川端新選手会長 “目安箱”設置へ「やりやすい環境に」

[ 2015年12月21日 05:30 ]

自ら焼いた肉を頬張るヤクルト・川端

 ヤクルト・川端が、優勝旅行中のハワイで新選手会長の公約として「目安箱」設置プランを掲げた。「選手の意見をいろいろ集めて、よりいいチームをつくっていけたら」と、球団と選手の橋渡し役として動きだす。

 発端は大引からのアドバイス。昨年まで所属していた日本ハム時代、ロッカールームには選手の意見を集約する箱があったという。記名制だと言いにくい場合は、無記名でもOKで、さまざまな意見を集めていた。ヤクルトで言えば、クラブハウスから室内練習場まではファンと同じ道を通って移動する。今季も山田らにファンが殺到してトラブル寸前だったこともあった。「対策を考えてほしい」などの選手の声が投書されれば、それを基に川端が球団と話し合うことになる。

 プロ10年目の今季は首位打者と最多安打のタイトルを獲得し、リーグ優勝に大きく貢献。そして森岡の後を受け継ぎ、選手会長に就任した。「みんながやりやすい環境に少しでも近づければ」と、常夏の島で早くもチームリーダーの自覚をのぞかせた。(ホノルル・町田 利衣)

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