則本 来季は「トリプル200」目指す 達成ならダル、マー以来

[ 2015年12月18日 05:30 ]

コボスタ宮城で目標を書いた色紙と誕生日ケーキを手に笑顔の楽天・則本

 楽天のエース則本が17日に25歳の誕生日を迎え、来季の目標を掲げた。200イニング、200奪三振、防御率2・00以下という「トリプル200」の達成。自主トレを行ったコボスタ宮城で「勝ち星は運の要素があるけどイニング、三振、防御率は自分の力で出せる数字。チームのためにも、いい数字を残したい」と誓った。達成すれば、11年の日本ハム・ダルビッシュ(現レンジャーズ)、楽天・田中(現ヤンキース)以来の快挙となる。

 プロ入りから今季まで3年連続で2桁勝利をマークし、2年連続で奪三振王も獲得。着実に成長しているが、2年連続最下位の責任も感じている。今季は215奪三振もイニング数は194回2/3。防御率はキャリアハイながら2・91だった。来季は入団から4年連続で開幕投手にも内定しており「防御率を2点以下に抑えるのは本当に難しい。1回でも炎上したらダメ。でも、そのぐらいの成績を残さなければいけない」と意気込んだ。

 来年1月は3年連続で元同僚の田中と合同自主トレを行う予定。「田中さんはチームを乗せるためにイニングの3アウト目に三振を狙うことが多かった。まだ自分はその域ではないけど、いつか追いつきたい」。入団1年目の13年、開幕から無傷の24連勝で初優勝の原動力となった田中の雄姿は目に焼き付いている。偉大な先輩のように打者を圧倒し、25歳を最高の一年にする。(山田 忠範)

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2015年12月18日のニュース